毛皮が売れない理由と高く売る方法!知らずに売ると逮捕されることも

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毛皮について、こんな疑問をわかりやすく解説します!(リンクで飛べます)

毛皮が高値で売れないのはナゼ? 

毛皮が高値で売れなくなってきているのは、流行が過ぎたのと動物愛護の意識の高まりで需要がなくなり、相場(価値)が年々下がり続けているためです。

そのため毛皮を売るなら、少しでも早めに売ることをおすすめします。

毛皮が高値で売れない理由
  1. 動物愛護団体やデモ活動で人気が低下
  2. 有名ブランドの自主規制
  3. 流行が終わった

1.動物愛護団体やデモ活動で人気が低下

近年では動物愛護の意識の高まりで、毛皮に反対するデモ活動が世界各国で活発になっています。

またネットの爆発的な普及により「毛皮製品が作られる過程」が広く知られることで、毛皮に反対する人が急速に増えています。

このため、毛皮はイメージの悪化とともに人気も低下し、市場価値も下がり続けています。

2.有名ブランドの自主規制

動物愛護団体やデモ活動を受け、世界各国の有名ブランドが毛皮の使用を次々と停止しています。

誰もが知る有名ブランドが毛皮の使用をやめることで、毛皮のイメージが悪くなり、市場価値も年々下降し続けています。

以下は毛皮の使用をやめたブランドの「一部」です。

  • プラダ
    →2020年春夏レディスコレクション以降はを使用しないと発表
  • グッチ
    →2018年から毛皮を使用しないと発表
  • ジョルジオ・アルマーニ
    →2016年から毛皮の使用を廃止
  • ヴィヴィアン・ウエストウッド
    →2007年に毛皮の使用を廃止
  • ラルフ・ローレン
    →2006年に毛皮の使用を廃止
  • カルバン・クライン
    →1994年に毛皮を使用しないことを宣言

3.流行が終わった

毛皮が最も流行ったのはバブル期で、令和の今となっては毛皮のコートを着る人はほとんど見かけません。

「流行が終わる→売れなくなる→市場価値が下がる→買取金額が下がる」という訳です。

流行が再燃する可能性もありますが、今後さらに価値が下がり続ける可能性もあります。

現在、世界規模で毛皮の規制が強まっているため、毛皮が今後値上がりする可能性は低いといえます。

どんな毛皮が売れないの?

次のような毛皮は売れないか、買取価格が下がってしまいます。

こんな毛皮は売れない・買取価格が下がる
  1. ほつれがある
  2. 汚れがある
  3. シミがある
  4. カビが生えている
  5. 変色している
  6. 毛が抜けやすい、またはかなり抜けている
  7. 破れている
  8. 傷や穴がある
  9. 虫食いがある
  10. 硬化している
  11. タバコや香水のニオイが染みついている
  12. 刺繍が入っている
  13. 偽物の毛皮(フェイクファー)
  14. 需要のない時期(春・夏)に売りに出している

状態の悪い毛皮は売れにくくなるため、出来る範囲で綺麗にしておくとよいでしょう。

ただし、メルカリやヤフオクといったフリマアプリ・オークションサイトで売るのは、「値下げ」を要求されたり「販売後のクレーム」につながるためおすすめしません。

「毛皮の買取専門店」なら、このような状態の毛皮もきちんと査定した上で買取してくれる場合があります。

法律的に売れないのはどんな毛皮?(知らずに売ると逮捕も!)

毛皮には、「種の保存法」で日本国内での販売などが禁止されているものがあり、そのような毛皮を環境省に登録せずに、売ったり出品したりすると逮捕されてしまいます。

このようなリスクを避けて毛皮を安全に売るには、「毛皮について高い知見のある買取専門業者」を利用することをおすすめします。

「種の保存法」で指定されている生物は例えば、トラ・ヒョウ・イリオモテヤマネコ・カンガルー・パンダ・チンパンジーなどです。

「種の保存法」で指定されている全生物の一覧は以下のリンクから確認できます。

日本国内で毛皮を売ることが禁止されている生物一覧

「種の保存法」とは?

「種の保存法」とは希少な野生生物を守るための法律で、次のような生物(種)が指定されています。

「種の保存法」に指定されている生物
  1. 国際希少野生動植物種
    →「ワシントン条約の附属書Ⅰ」および「二国間渡り鳥等保護条約・協定(通報種)」に掲載されている種
  2. 国内希少野生動植物種
    →環境省レッドリストのうちの特定の種
  3. 緊急指定種
    →新たに発見された種や、絶滅したと思われていた種が再発見された場合などに指定される種

参考:内閣府大臣官房政府広報室

「種の保存法」の罰則は非常に重い!

「種の保存法」で指定されていて環境省に登録していない生物の毛皮を「売る」と、

  • 個人では5年以下の懲役や500万円以下の罰金
  • 法人では1億円以下の罰金

という非常に重い罰則になります。

また「出品自体」も禁止されているので、メルカリやヤフオクなどに「出品」しただけでも、

  • 個人では1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金
  • 法人では2,000万円以下の罰金

とこれも重い罪になります。

この法律は知らなくても(故意でなくても)違反になるため、知らずに出品してしまい逮捕されてしまう可能性があります。

※メルカリ・ヤフオクに限らず日本国内のどこで販売・出品等しても犯罪になります。

ワシントン条約で取引が規制されている絶滅危惧種のトラの毛皮製品をインターネットのオークションサイトに出品したとして、戸部署は15日、種の保存法違反(広告の禁止)の疑いで、東京都葛飾区の会社役員兼古物商の男性(38)と、千葉県市川市の警備員の男性(69)を書類送検した。
引用元:神奈川新聞社

ワシントン条約で取引が規制されているヒョウの毛皮を無登録で販売したとして、警視庁生活環境課は種の保存法違反容疑で古物業の社長が逮捕されました。
引用元:産経新聞

法律が変わってそれまで規制対象でなかったものが規制対象になり、それを知らずに売ってしまい逮捕されるということもあるため、過去に流通していた毛皮の品目でも注意が必要です。

また販売時や出品時に運よくバレなかったとしても、購入者が逮捕されたときに入手経路を辿られて芋づる式で自分も逮捕されてしまいます。

このようなリスクを避けて毛皮を安全に売るには、「毛皮について高い知見のある買取専門業者」を利用することをおすすめします。

毛皮はどこで、どうやって売ればいいの?

毛皮をより高く安全に売るためには「毛皮の買取専門店」が最もおすすめです。

その理由をそれぞれのメリット・デメリットと一緒にご紹介します。

【毛皮はどこで売ればいいか?】

  1. 毛皮の買取専門店 ←おすすめ!
  2. フリマアプリ・オークションサイト(メルカリ・ヤフオクなど)
  3. リサイクルショップ

1.毛皮の買取専門店 ←おすすめ!

「毛皮の買取専門店」は毛皮の状態・種類・市場価値に熟知した専門家が査定するため、毛皮の適正な価値を見極めることができるのと、国内・海外の独自の販売ルートを多く持つため「思いもよらない高値」がつく場合があります。

また、「毛皮の買取専門店」売っても法律に違反しない毛皮かどうかも教えてくれます。(法律に違反する毛皮を売ると逮捕されてしまいます!)

そのため毛皮を少しでも高く安全に売るためには、「プロの専門家」が在籍している買取専門店を選ぶことをおすすめします。

例えば、チンチラやセーブルの毛皮は希少性が高いため、高値がつきやすくなります。

またミンクやフォックスの毛皮で、有名ブランドEMBA(エンバ)製の高品質なものは、SAGA MINK(サガミンク)やSAGA FOX(サガフォックス)というブランドネームがつき買取価格も高くなります。

このような「希少価値」を見逃さずに査定するには、毛皮を熟知したプロの専門家でないと不可能なので、これが毛皮の買取専門店で毛皮を売る最大のメリットといえます。

▼こちらの記事で、毛皮の価値を見極められる「プロの専門家」が在籍する買取専門店を紹介しています。
→毛皮の買取専門店おすすめランキング3選【高価値を見逃さない専門家がいるお店のみ】
「毛皮の買取専門店」のメリット
  • 専門知識の豊富な専門家が「適正価格」をつけてくれる
  • 希少価値を見逃さないので「思いもよらない高値」がつくことがある
  • 売っても法律に違反しない毛皮かどうかを教えてくれる
  • 販売手数料・送料など買取にかかる費用が無料
  • 素早い現金化が可能(出張買取なら即現金化)
  • フリマ・オークションのように、販売後にクレームを受ける心配がない
  • フリマ・オークションのように、質問やしつこい値下げのコメント対応が不要
  • 撮影の手間が不要

「毛皮の買取専門店」のデメリット


自分で価格を設定できない

2.フリマアプリ・オークションサイト(メルカリ・ヤフオクなど)

メルカリ・ヤフオクなどのフリマアプリ・オークションサイトは、誰でも出品できるため「偽物・品質」を疑われたり「衛生面」を気にされやすいです

特にブランドの毛皮や希少価値のある毛皮は、「偽物」を警戒されて売れにくいです。

そのため、次の方法で出品すると売れやすくなります。

「メルカリ・ヤフオクなど」で毛皮が売れやすくなる方法
  • ブランド品なら付属品や保証書(ギャランティーカード)を掲載する
  • ブランド品なら信頼のおける場所(有名デパート等)で購入したことがわかる「領収書など」を掲載する
  • 未使用品を売る

メルカリ・ヤフオクなどのメリットは何といっても「自分で価格を設定できる」という点です。

ただしデメリットが多く、

  • 法律に抵触する生物の毛皮を出品したり売ると逮捕される
  • 「衛生面」「偽物や品質」を気にされやすい
  • 適正価格が分からず、相場より安く売って損をするリスクがある
  • 販売後にクレームを受ける可能性がある
  • いつ売れるか分からない
  • 手間がかかる

などが特に大きな負担になります。

特にリスクが大きいのが「法律に抵触する生物の毛皮を出品したり売ると逮捕される」というデメリット。

メルカリやヤフオクには注意書きのページがありますが、売りたい毛皮が何の生物のものなのか分からないケースは良くあります。

過去に問題なく流通していた毛皮でも、今売ったり出品すると法律違反になる毛皮もあるので要注意です。

※メルカリ・ヤフオクに限らず日本国内のどこで販売・出品等しても犯罪になります。

とはいえ価格設定や画像の見せ方などによっては売れる可能性もあるため、

  • 売っても法律的に問題ない毛皮と確認できている
  • 「付属品や保証書」がすべて揃っている
  • 毛皮の価値を見極めることができ、中古市場の需要を踏まえた適正価格がわかる(=売って損をしない価格設定ができる)
  • 入金されるまで時間がかかってもいい
  • 高く売るためなら手間を惜しまない

という方はトライしてみるとよいでしょう。

「フリマアプリ・オークションサイト」のメリット


自分で価格を設定できる

「フリマアプリ・オークションサイト」のデメリット
  • 「法律に抵触する生物」の毛皮を出品したり売ると逮捕される
  • 「偽物や品質」を疑われる
  • 「衛生面」を気にされる
  • 適正価格が分からず、相場より安く売ってしまい損をするリスクがある
  • 適正価格が分からず、相場より高く設定していつまでも売れないリスクがある
  • いつ売れるか分からない
  • 販売手数料を運営元に支払わなければならない
  • 発送料がかかる
  • 入金されるまで時間がかかる
  • 販売後にクレームを受ける可能性がある(偽物の疑いや汚れ・傷などで)
  • 撮影の手間がかかる
  • 梱包材を自分で用意する必要があり、梱包も自分でやらなければならない
  • 質問や値下げのコメント対応をしなければならない
  • すり替え詐欺に合う可能性がある(購入者が偽物と虚偽の報告をし、そっくりの偽物にすり替えて返品する詐欺)

3.リサイクルショップ

毛皮は、大手のリサイクルショップ(ブックオフ・ハードオフ・セカンドストリートなど)でも売ることができます。

しかしリサイクルショップはアルバイト店員がマニュアルに従って機械的に査定されるため、希少価値は無視されて安く買い叩かれることが多いのでおすすめしません

毛皮は状態・種類・市場価値などに熟知したプロの専門家でないと適正価格をつけることは難しいのです。

このような大手リサイクルショップは、「捨てるよりはマシ」ぐらいの日用の不用品などを売るには適しています。

「リサイクルショップ」のメリット


近所に店舗があることが多いので「売るのがお手軽」

「リサイクルショップ」のデメリット


専門家ではないアルバイトが査定するため、安く買い叩かれることが高い

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